患者さんやご家族、お友達に、楽しく穏やかなひとときを過ごしていただきたい。
そんな願いを込め、ホスピス・緩和ケア病棟では四季折々の行事や日々の催しを大切にしています。
ラウンジでの「小さな音楽会」(毎週火曜日午後)や、お部屋に伺う「訪問演奏」(毎週金曜日午後)では患者さんのリクエストにもお応えしています。
アロマセラピー、アートセラピー、お抹茶会なども随時開催しています。
メリークリスマス☆
今年はコロナによる集会制限が緩和され、デイルームでのクリスマス会が開催できました。
ボランティアのハートさんによる歌のプレゼントは2019年以来となり、スタッフ、患者さんともに楽しい時間を過ごすことができました。また看護師によるトーンチャイム、音楽療法士の髙瀨さんによる演奏も行われました。患者さんは手拍子をし、一緒に歌われるなど、とても楽しんでおられました。
プレゼントにはクリスマスカード、チョコレート、ボランティアさん作成のツリー付きの写真フレームもあり、患者さんからは「楽しかった。」「綺麗な歌声でした。」「サンタさん何歳?」とたくさんのお褒めの言葉を貰いました。
季節は秋へと移り変わりましたが、暑い日もあれば寒い日もあり、体調管理が難しい今日この頃。
11月下旬病棟では音楽療法と合わせて紅葉狩りのイベントを行いました。
秋の曲をきいていただき、その後スタッフと共に写真撮影。
撮影時、猿が温泉に浸かっている顔出しパネルで一緒に撮影。
実りの秋ということもあり紅葉だけでなく栗や柿が実った飾り物もあり、患者さんからは「美味しそう」や「柿好きなの」といった言葉がきかれ、終始和やかなイベントでした。
実りの秋に皆様の健康と幸せを祈って。
夏の暑さが和らぎ秋風の心地よい季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて10月と言えば、ハロウィンです。近年では日本でも仮装を楽しむ子供達や若い世代で盛り上がりをみせています。当院でもキラキラと可愛らしいカボチャの飾りつけをし、ハロウィンらしい雰囲気を感じてもらっています。
先月10月31日に病棟でハロウィンのイベントを開催しました。
昨年までは仮装した職員が患者様のお部屋を訪室しお菓子のプレゼントと記念写真を撮っていましたが、今年は例年とは異なり音楽療法の先生方を招きラウンジにて、患者様・ご家族と賑やかに演奏会を行いました。秋らしい曲を演奏して頂き、中には歌われる患者様、指揮者の手振りをされる患者様もおられ、とても賑やかで楽しい会となりました。
最後に、お菓子のプレゼントと仮装した職員と患者様にはカボチャの着ぐるみを被って頂き記念撮影で盛り上がりました。これから寒暖の差が益々厳しい季節となりますね。皆様、体調には十分お気を付けご自愛下さいませ。
ホスピス病棟では9月29日にお月見イベントを行いました。
今年は音楽療法の高瀬先生と一緒に各お部屋を回り、高瀬先生から「月にちなんだ歌」を1曲、患者さんに歌って頂きました。ご家族やご友人が面会に来られていた患者さんもたくさんおられ、ご家族やご友人と共にお月見イベントを楽しんで頂くことができました。
また、ボランティアさんが折り紙で作ったウサギをプレゼントし、お部屋に飾られたり、胸元のポケットに入れて下さったりする患者さんがおられました。昨年はコロナ禍の影響もあり、面会制限も厳しく、ご家族やご友人との時間を持って頂くことが少なくなる事もありましたが、今年はご家族やご友人と一緒にイベントを楽しんでもらうことができ、スタッフ一同も心温まる時間となりました。
また、今年の中秋の名月は8年ぶりに満月の日と一致し、晴れた夜空に綺麗な満月を見ることができる善い日となりました。
8月となり夏本番!連日暑い日が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、京都の夏といえば、7月は祇園祭、8月は五山の送り火ですね。
台風の影響もありましたが、今年も無事点火することができましたね。
病棟では3年ぶりに患者さん、家族さんと一緒に大文字の点火に合わせて大文字山を背景に写真撮影を行いました。
「綺麗」や「すごいね」の声のほかに、「こんなに近くで見れるなんて」という声もありました。
五山の炎で先祖の霊を見送ると共に皆様の平和を祈って・・・
7月10日、5階東病棟では七夕のイベントを行いました。
デイルームには七夕飾りを飾り、患者さんやご家族さんに加え、スタッフも短冊に願いをしたためました。患者さんの中には短冊に短歌をしたためる方や、七夕飾りを作ってくださる方、一緒に飾り付けをしてくださる方もおられ、にぎやかな笹飾りを作ることが出来ました。
中国を発祥とする七夕伝説で登場する「織姫」と「彦星」になぞらえられた星は、「夏の大三角形」を形つくる、こと座の一等星「ベガ」とわし座の一等星「アルタイル」です。
今年は例年より1日遅い梅雨明けとなりましたが、7月7日は近畿から北海道で晴れたところが多かったそうです。年に一度の「織姫」と「彦星」の再会を目撃された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
6月になりました。お天気が不安定で折り畳み傘が欠かせない季節ですね。
当ホスピスでは憂鬱な気分を吹き飛ばすように6月19日に「父の日」のイベントを開催しました。ご家族から気持ちのこもったメッセージカードと向日葵のお花をプレゼント!
メッセージカードを読んで涙する方あり大笑いする方あり、こちらも幸せな気分になりました。向日葵のお花をみて季節を感じていただけると嬉しいです。
もうすぐ7月、京都の暑い暑い夏がすぐそこまで来ています。
5月となり新緑の季節となりましたが、寒暖差の激しい今日この頃。また気温も高く真夏日となった日もありました。
さて、5月といえば・・・母の日ですね。病棟では母の日にカーネーションに家族からのメッセージを添えてプレゼントしました。
「いつもありがとう」や「元気になってね」といった家族からの感謝や励ましのメッセージに「嬉しいわ」と笑顔が咲いていました。
この機会に家族や大事な方へ日頃の感謝をこめてお花や手紙のプレゼントをされてみてはいかがでしょうか?
爽やかな新緑の風に皆様の健康を祈って・・・・
イースターはキリストの復活と春の到来を祝うお祭りで、2023年は4月9日(日)でしたが、ホスピスでは4月24日(月)にイースターイベントを行いました。
イースターといえば、“イースターエッグ”や“イースターバニー”がありますが、新しい命が生まれ出てくる卵は生命や復活の象徴で、ウサギは多産であるため反映や豊穣の象徴といわれています。
イースターバニーに扮したスタッフが患者さんのお部屋をまわり、イースターエッグ風のチョコレートをプレゼントしました。
患者さん、ご家族もイースターバニーの被り物をして一緒に写真撮影。
「かわいいねー」「意外と似合ってる!」「まだ被ってたい!」「今チョコ食べてもいい?」と笑顔が溢れる一時でした。
イースターチョコレートは、以前ホスピスで療養されていた患者さんのスイス在住のご家族が毎年イースターの時期に送ってくださっています。今年の春はそのご家族がホスピスへ再訪してくださり、スタッフ一同とても嬉しい再会もありました!
ホスピス病棟では、今年も3月3日にひな祭りイベントを開催しました(^^♪
デイルームに雛人形を飾り、ひな祭りの飾りつけ、イベント時に患者さんへプレゼントする手作り雛人形、写真台紙をボランティアさんに準備して頂きました。
コロナ禍のため、ボランティアさんと患者さんが交流して頂く事はまだ出来ませんが、患者さんはプレゼントの手作り雛人形を手に取り「この色がいいな」「可愛いね」と細かく折られた雛人形に感心をされていました。
ご家族の面会があった患者さんは、ご家族と一緒に雛人形を見て「立派やね~」「綺麗やね」と喜ばれていました。また写真を撮るときには、今年の干支ウサギの帽子を被られたり、御内裏様の尺、お雛様の扇子を持ち、笑顔になる患者さんやご家族と一緒に楽しい時間を過ごす事ができました。
2月となり寒さがますます厳しくなってきた今日この頃、京都でも今年は雪が積もり白銀の世界が広がっている日もみられますね。
さて、2月といえば・・・「鬼は外、福はうち」の掛け声でお馴染み節分ですね。節分の日には京都市内各地で節分祭が行われていました。病棟でも節分のイベントを行い、豆まきをしていただきました。豆まき後はお菓子のプレゼントと鬼になった主治医や仮装したスタッフと共に写真撮影。写真撮影時には福が舞い降り、とても良い笑顔が見られていました。
次の日には「節分楽しかったわ」と話されたり、鬼の顔を模った写真フレームにできた写真を貼りお渡しすると、イベント時を思い出し喜ばれていました。
鬼は外、福は内の掛け声にのせて皆様の元にもたくさんの福が舞い降りますように・・・
2023年!新しい年を迎えました。
新型コロナウイルス、インフルエンザと感染症が流行しており、スタッフも感染対策を行いながらの日常に随分と慣れてきたように感じます。面会制限も続き自由に患者さんやご家族のお時間を持てないのが残念です。早く終息を願うばかりです。
今年はウサギ年ですね。ラウンジも新年の装いに代わり、かわいらしいウサギで飾られております。お正月気分を少しでも感じていただけるよう、そのかわいらしいウサギと獅子舞と一緒に記念撮影をしました。気持ちばかりですが、ラムネの入ったお年玉も添えて。
今年も患者さん・ご家族の皆様にとって大切で穏やかな時間を過ごせるようにお手伝いさせていただきます。