当院ではできるだけ患者様の負担が少ない手術を目指し、腹腔鏡手術・子宮鏡手術を積極的に導入しています。
腹腔鏡手術は、5-10mmの細長いカメラ(腹腔鏡)でお腹の中をテレビモニターに映し、細い鉗子(かんし)と呼ばれる器具を使って行います。創が小さいため美容的に優れており、また術後の痛みも比較的少ないです。当院では日本産婦人科内視鏡学会の技術認定医の下、安全に配慮した腹腔鏡手術を行っています。
手術前日に入院し、術後翌日から数えて4~7日間(全部で6~9日間)の入院が一般的ですが、疾患や手術の内容、術後の状態によって異なります。
※腹腔鏡手術・開腹手術にはそれぞれメリットデメリットがあります。超音波検査やMRI検査の結果をもとに、患者様の病状に合わせてどちらが適しているかを判断しています。外来でよく相談しましょう。
・子宮鏡手術は、子宮用の細長いカメラ(子宮鏡)を子宮の 入り口から挿入し、テレビモニターに映し出された画像を 見ながら、カメラの先端にある電気メスで病変を切開・ 切除する手術です。
主に子宮粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープなどの場合によく行われます。 お腹などに切開の創はできず、身体への負担は少ない手術です。
・子宮鏡を無理なく入れるために、手術前日に子宮の入り口に細長い棒状の頸管拡張剤(ラミセル、ダイラパン、ラミナリア稈)を挿入します。
・入院期間 入院日を含め、2泊3日あるいは1泊2日となります。