科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドラインに則った治療を行っています。
肝細胞癌は、肝炎、肝硬変との関連が強く、消化器内科との密接な連携が必要です。当科では、局所療法(PEIT:経皮的エタノール注入療法、PMCT:経皮的マイクロウェーブ凝固療法、RFA:ラジオ波焼灼療法)、TAE:肝動脈塞栓療法、肝動脈動注化学療法などの不能な症例には、外科的切除術を考慮します。
転移性肝癌に関しては、大腸癌肝転移例において化学療法を併用した積極的な外科的切除を行っています。その他の癌種での肝転移例でも可能な限り切除術の適応を広げるよう考慮しています。
・ 転移性肝がん診療ガイドライン